音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

カセットデッキの変遷/第一期まとめ

 レコードプレーヤーが一段落したので、カセットデッキを買い替えることにした。

 

 その当時エアチェックと呼ばれたFMの録音から、レンタルレコード全盛になり、レコードからの録音が主流になっていたと思う。車にはカーステレオ、8トラックからカセットテープに替わり、カーラジオではなく流行りの歌をテープに録ってドライブに行く。

 

 「レコードは減る」実際には針がまともなら早々減らないけれど、お気に入りのレコードは勿体なくてテープに録って普段はそれを聴く。

 少しでも良い音で聴きたくて、高音域の伸びたクロームポジションやメタルテープを使う。車用には熱で延びてしまったり絡まったりすると悔しいのでノーマルポジションの音楽用、カーステロにはドルビーBもついていなかったのでノイズリダクションなし、早送りが面倒なので90分テープを使い片面に目いっぱい録音して、、、と使い分けていた。

 

 レコードを記録してもヒスノイズが気にならないよう、ドルビーBを使っていたけれど、dbxティアックが熱心だったように記憶)が出てきて一気にダイナミックレンジが大きくなる。メタルテープでdbx使った音を聴かせてもらったけど、確かにレコードがそのまま入っているかのよう、セミプロのライブ録音にも使われたりしていたらしい。

 国内各社はドルビーCが主流になり、この頃に買い替えをする。今の時代ならこんな互換性が無いのはどうなんだろうと思うけれど、最初の規格を満足したうえで性能向上のために追加していくなら何でもあり、緩やかで楽しい時代でしたね。

 

 選んだのはこれ。

 

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アカイ GX-F91 つまみ類をカバーの中に入れたすっきりしたデザイン

 アカイの高級機、12万円以上の低下だけどリモコン(コード付きの方)付けて10万円少々で購入したはず。

 決め手はデザインとオーディオ誌の評価。ソニーティアックナカミチも良いなとか思いつつ、メーターが常に光っていてチラチラ動くのは聴く時に視界に無い方がいい(アイワのデッキでそう思ってた)、やたらと調整つまみがあるデザインが自分の真空管アンプやバックロードホーンといった古臭い物に似合わない、当時は真空管パワーアンプの灯だけで音楽聞いてたりしてましたから。

 黒もあったはずで、時代は黒だったけれどプリアンプがシャンパンゴールドなのでシルバーを選び、普段聴いている時にはカセットをひっくり返す前に早送りしてから椅子から立てるのでリモコンも購入。ワイヤレスも設定があったと思うけど高かったはず。

 

 しばらくはアイワと併用してテープからテープにダビングしたりしてたけど、第一期の終わる前にアイワは手放し、これだけにした。アイワはもう古すぎて音の差が。。。

 

 友人のソニーティアックと比べても音質が良く感じてました、価格はこちらの方が3割増しくらいだったのもあるでしょうけど。外観だけでなく中身も高級です。

 

 デッキが変わるとアイワの時代に録音したテープは音が満足できず、自分で持っているレコードも皆録音しなおしました。

 その後第二期になってから壊れてヤフオクで売ったんだけど、結構な金額になってビックリ。マニアがいるんだねぇ。