音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

懐かしいネタ満載。ラジオ技術1979.3月号

 古書購入。ちょうどオーディオにハマってきた頃の雑誌。

 

 今調べたら現在も直販で刊行継続、「こだわりのオーディオを投げ捨ててみませんか?」だそうで自作記事満載っぽい、最新号は真空管アンプの記事らしい。

 気が向いたら買います、こだわりのオーディオは投げ捨てませんけどね。。。(笑)

 

 A802の回路図が載っているのでそれが目当てで買ったのだが、広告や他の記事が読みごたえがあって面白い。

 LUXKITのA802の製作記事の他、FRX-20を使うエンクロージャー自作記事が載っていて当時読んだ記憶がある。雑誌は全部捨ててしまったけど取っておけば、、、邪魔w

 この雑誌やオーディオ誌を隅々まで読んで何を買うか悩んでいた。今はジャンク屋で見つけて気軽に買ってきちゃう、当時の私が見たら金持ってる(無いけど、高校生目線で、ね)嫌なオッサン(笑)

 

 ラジオ技術1979年3月号

 

 当時買おうと思える値段じゃなかったからだなぁ、メーカー製品の広告を見た記憶がない、なので今見ると新鮮。

 

 パイオニアA-0012の広告。

 回路や技術力をアピールするのではなく、片隅に主な仕様があるだけ。文系広告なんだけど、回路考察や自作といった理系オタク向け雑誌ユーザーにはどうなんだろう?

 メインは写真と文章で音楽のエッセイの最後の2行に「けっして時の流れに運び去られることなく、いつまでも真の音楽性を再現する至上のプリメインアンプです」

 文系広告、良いねぇ、欲しくなる(笑)時の流れに運ばれて、今私の手元に来てます。

 

 LUXがスピーカーをやりますよ!という販売する前のアオリ広告。

 発売したという記憶が無い。新素材採用のユニットは他メーカーからも多数出てきているので話題にならず埋もれてしまったんだろうか?

 

 ADCのIM型ならではのハイコンプライアンスを強調する広告。

 1ページだけ、大き目の文字の文章主体の広告。予算、なかったんだろうな。

 IM型ならではの圧倒的なハイコンプライアンスを強調している。

 

 テクニクスは流石の大メーカー、広告多数。

 カートリッジはMM/MCの高級機、これは解るけど、見開きの反対側はスピーカーユニットとヘッドアンプの広告。入り口と出口だけど、そこにはスピーカーシステムじゃないかい?と思ったら前の見開き2ページでリニアフェイズの高級機E500の広告が。もちろんレコードプレーヤーも(普及機5000番台なのは新製品だからか?)アンプも。

 アンプは99A、内容はどれだけ計測し測定して良い物を作ったか。パイオニアとは対照的(笑)

 

 トリオもたくさんある。

 オシロスコープ、アンプ、スピーカー、チューナー。アンプとチューナーはフラッグシップの9900でそれぞれ1ページ、その間に見開きでスピーカー。まだウーファーにリブが付く前のトリオのスピーカーはチューナーやアップよりも影が薄かった、力入れて宣伝したんだろう。

 

 20センチフルレンジ用の汎用エンクロージャーを作って比較視聴する記事、これには愛用のオンキョーFRX-20も取り上げられているが、あまり音質には触れられていない。が、今になって行間を読むと弱点を指摘していないので、価格の安い他のユニットと比べたら品位の高い音がする、と、いう事だ。

 

 巻末には懐かしの売買欄。今みると個人情報記載欄だ(苦笑)

 最初に「求む」があるんだよね。今のヤフオクハードオフにはないけど、これがあると便利、、、悪い奴が詐欺ネタにするんだろうな。

 価格表示は1000円を1K、100円を0.1K、152Kは152000円を表しますと注意書きがある。このK表示は電気の世界からだったのか?

 中古価格は今よりも全体に高い。当時はまだ新しいからというよりも、オーディオの世間での価値が高かった。

 

 お、トーレンスのモーターにオルトフォンのアーム、SPU付き発見。近いから取りにいけるし、連絡してみるか?