音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

音の違いが判らない 良い音ってなんなんだよ 曖昧その2

 私は良い音、といわれれば聴いてみたくなる。けれど特性が良い事が自分の好みとは限らないし、良さの基準は人に拠って違う、「音の違いは判らないから」とオーディオに興味のない人から言われる事もある。大人な言葉選びだ、他人の趣味尊重バージョンの受け答え、「同じような機材沢山置いてバカなんじゃないの?」といわれるよりは傷つかない(笑)

 

 機材は安物から高級機(自社基準に依る・笑)まで色々と買って聴いて売って、そうやって楽しく作り上げた今のメインシステムの音は自分の持っている一番良い音。

 で、あまり使わない、だって減るから(笑)

 そう思ってサブシステムを組む。そっちは違う傾向の音にしようと思うが同じ人が組むので大きく違わない物しか残らずサブで聴いてもかなり満足。サブで良かったものをメインに入れ替えていく形だったけど、逆パターンの「メインで機材の粗探し」してサブに回す事も。

 

 無駄だよねぇ、いつも最高に良い音を聴かなきゃ無意味じゃないか。本当はそれが良い、気に入った音をいつも聴いて壊れたら修理するか買い替えるかすれば良いだけ。

 でも機材更新どころか、そのものを修理しても音は変る、良い音(好みの方向に)なるとは限らないし、同じ音には絶対にならない。

 寿命からは逃げられないから使用時間が長くなれば劣化する。時々真面目に聴く時にこの音があるならそれで満足で、時々使うから良い状態を長く味わえる。そして、それでも寿命を迎えて聴けなくなったら、思い出、記憶、で懐かしむ。

 

 実際のところ、中古品に同じ状態の物は存在せず、特にカートリッジは個体差が大きくあまり神経質に音を求めると複数のうちこれ以外はダメ!となる。これでは趣味なのに不満ばかりが募る。少し脳をおおらかにして「ばらつきはあるけど基本同じ音」として捉えれば心に優しい。実際、同じものを複数聴き比べなければ気にするほどの差はない場合は多く「やっぱり他機種よりもこれが良い」となる。

 これはアンプでもスピーカーでも大同小異。マルチアンプをやっている時に同じ機種のアンプでバラつきを味わっているので、できれば気に入ったアンプは複数せめて3台は買って気に入った物を、、、理想だけど経済的にはねぇ。

 以前、ラジオかテレビでギタリストが新しいギターを買うときに輸入された同じモデル全部を試し弾きして、その中で一番気に入った1、2本を買う、という。そうやって買ったギターをたくさん持っていてその中で気に入ったいくつかを使う。

 音を供給する側のこだわりが解かる。音の消費者である私に届く音源はそうやって作り手の意思を乗せてきているという事だ。

 

 オーディオ好きじゃない人は音質はさほど気にしない。「音の違いはあまり判らないから、、、」という人もいる。でも、ウチの機材を見て「試しに聴いてみますか?」とサブシステムでアンプやスピーカーを換えて2-3の音を聴いてもらうと必ず「これが一番好き」となる。判ってんじゃん!(笑)

 

 

音を見えるようにするとなにか違うのだろうか?

 離れて見ていたチューリップの花畑に近づいて色や形の違いをみて、「これが一番綺麗だな」と同じ事。花に興味ない人には無意味な行為だろう。

 興味があるかどうかと判るかどうかは別問題なんだよね、天才的に音が解かる人もいるんだろうけど、オーディオは「製品」でもあるので私みたいな消費者側の凡人でも理解と経験を積むことで「より楽しむ」事はできる。

 少し食いついてきた人にはメインシステムで2-3の音楽を聴いてもらうと「こっちが良いね」となる。そうしたらまたサブシステムの音も聴いてもらう。いくつかの自分の好きな音をお披露目して、できれば褒めて欲しいんだよね、子供か?犬か?(笑)

 

 私は声好きなのでそこに着目(着耳)して聴いてしまうのだが、学生時代に吹奏楽部だった人はバックに流れる楽器の音を「ほら、ココのこの音が良い」等とのたまう。ごめん、そこは良くわかってなかった。そういえば楽器も楽しむオーディオ仲間もそういう音を聴いていて、一緒に試聴すると勉強になる。

 こんな事が年に1回、、、いや3年に1回か、友人知人の少なさがバレバレ、オーディオの伝道師にはなれない、なりたくもないけど。

 そして、オーディオに興味の無かった人が一番として選んだ音は価格が高い、といっても中古なんで100万円なんてしない。充分に購入する経済力のあるその人は、良いと思ってもそこまでお金をかけられないなぁ、サブシステムの方のこれくらいでも充分かな(10万円程度)でも場所がねぇ、、、となる。私の好きな音は興味ない人にも解かり易いけど散財には値しない程度のものなんだな。

 それは私が「音の違いはあまり判らない」から、、、アハハ(泣笑)

 

 とりあえず私が何故こんなに同じような物を置いて音を楽しんでいるのかを理解してもらえた、それで良い。少なくとも社会性が少し残っているのだと思う(これ、大切)

 

 完全な音は無い。

 力感は欲しいがごり押しは嫌。

 繊細な音が好きだが弱々しいのとは違う

 音粒が細かい方が良いけど分離しすぎていると耳障り

 解像度がある方が分析しやすいが聴くときは溶け合っていないと疲れる。

 丸針は音が足りないがラインコンタクトで音が増えすぎても必ず良いんじゃない

 ローコンプライアンスよりハイコンプライアンスだけど普段使いはミディアム

 デジタルの安い音はギザギザしている

 真空管は柔らかいはそうでもない

 アナログは柔らかいのではない、ギザギザが少ないんだ

 本当に柔らかい音は聴き取りにくい安物

 黒電話の声は凄くクリアー

 空気が乾燥してるとスピード感があっていいね

 

 気分でも天気でも体調でも聴こえ方が変わるので、正解はない。「良い音」は十人十色どころか十人千色と思うわけで、とても曖昧。

 良い音は自分だけのもの、でも他人の理解もちょっと欲しい。