外れの多いデンオンに再挑戦、どうかな?
デンオンアンプの購入結果が酷いのはブランドに大きな思い入れが無いせいなのだろうか、何故か失敗が多い。
パワーアンプの音には好みドンピシャではないにしても魅力を感じるので、過去15年間くらいに時々買って、POA-3000シリーズだけで5台以上買っているのに1台だけを除いて他は皆ハズレ。
最初は昔のオーディオ誌で良く見かけた高級機POA-3000(初代)の動作品を買ったのだが、右チャンネルから音が出なくて売主に連絡したらすんなり返品となった。
動作確認中に聴いた左チャンネルの音がふわりと甘く、これはこれで良いな、と再購入を時折試みる。
そしてことごとく失敗。
動作品として売っているのに酷い梱包で届いて、故障は運送会社のせいだと責任逃れするリサイクル業者とか、、、、、梱包が酷いけど壊れ方は衝撃による破損とは思えないぞ?運送会社も巻き込んで交渉して返金(または運送保険)対応にまで持って行っているけど時間の無駄。それと、交渉中の印象だが、本当は壊れている物を動作品と称して売り、泣き寝入りを期待、苦情になったら輸送事故で済ませようというビジネスモデル?ならば悪質。
再取引しないようブラックリストに入れている。
運送会社もウチから発送する時は梱包についてうるさく言われるのに、なんで大量発送の顧客からは酷い梱包で引き受けるんだろう???同じ料金、もしくは契約上割安に引き受けてるんだろうに、こういう梱包の送り主は輸送事故が多いんじゃないのか?
不思議な事に、重量物であるアンプの梱包(中古売買時の売主による)の悪いメーカーというのがあって、一番酷いのがデンオン、次がパイオニア、オンキョーやビクターなどが続いて、ソニーはまあまあ良くて、最も丁寧に梱包されているのがテクニクス、個人の感想です。
オーディオに興味ない一般の人の知名度を反映している???
やっとまともな物を手に入れたPOA-3000RGはFETになった音がフワフワしすぎていて(私の好みも変わってきているとは思うが)今一つ。時代や構成を熟考してコレ!と狙いを定めたPOA-3000ZRは2台買って2台とも故障品(何故か右チャンネル)本当に縁が無い。左だけだけど聴いた音はかなり好みだった。
パワーアンプ購入を繰り返した印象ではデンオンの故障は多いと感じている。原因は各社疑似A級増幅の中でも発熱量の大きい回路構成と、同時期同価格帯のアンプの中でも大きな最大出力にあるんじゃないかと思っている。同時期のテクニクスに比べて3000シリーズは概ね最高出力が大きい、それを売りにしてるし。
だが高スペックや音質(好みによる)はともかく、正直アンプに関してはビクターと並んで製品は今一つ造りや構成がよろしく無い印象で、これは小規模メーカーなので仕方ないのか?アンプ造りに手慣れた感のあるメーカーではない。
でもこうやって書くとそれでも時々挑戦する程にデンオン愛があったんだな?知らなかった自分を知ってしまうな(笑)

さて、本題。
POA-2200 1986年に16万円とセパレートの入門機の位置づけ。
メーターは無い、海外アンプの様な素っ気ない外観に初代POA-3000を上回る定格片チャンネル200Wのハイパワー、同時期の3000は過去に狙っていたZR(38万円)
回路構成も3000シリーズに準じているがメーター無しで出力を欲張ってない分筐体内のレイアウトには余裕がある、はず。
デンオンは品番で製品ランクが解りやすい、定番の3000シリーズを中心に大きい番号は高級で小さい番号は下位モデルとなる。
3000シリーズに縁が無いな、と、兄貴分の様なメーターの付いたPOA-1500(1983年15万円)というのを検討したこともあるが仕様がショボい、テクニクスの1000/2000みたいな物で上位機種のコスプレをしただけの入門機でセパレートアンプとしては今一つと思うのだけど外観で中古市場では人気が有る。
おそらくメーター付きのPOA-1500の方が2200より流通価格は高いんじゃないかな。
動作品という事なので少々割高感はあった(失敗続きなので少しでもリスク少なく、とね)が購入、そして到着。
軽メンテナンス済み動作品で現状問題なく使えるという物をヤフオクで購入。
箱から出すときにサイドウッドがグラグラなのに気付く。
台の上に載せてサイドウッドのネジを締めるときにガタガタする、足が4点しっかり接地していなくて右前か左後ろが浮く状態。
梱包は大きめの箱だったが下側の緩衝材はヤワな物でつぶれていた。発送までに日時がかかるとの事なので輸送中の破損に留意した梱包をとお願いし、「リアターミナルは破損しやすいので養生しておきました、ゆうパックは扱いが丁寧だから安心です」と返事をいただいたので期待していたのだが、結果はよろしくなかった。
箱から出して上記2点を認識したうえで手順を考える。また壊れてるのかねぇ、不安だけどまずは音出ししてみよう。壊れてるならクレームを入れてみよう。
動作は問題なかった。ヤフオクのリスクは承知しているので動作していれば良しとしよう。上記2点の不具合、悪気はなさそうなので動作確認後に売主に連絡したら恐縮していたが、、、、、丁寧な文章だけど、ゆうパックの取り扱いが原因というスタンスは変わらずなので今後も改善しないだろう、次回は壊れてるかもしれないのでブラックリストに入れておく。
デンオンの売主はなんでこうなんだ。。。って、パイオニアでも愚痴ってるな(笑)
動作確認。
電源を入れる。ランプがチカチカして赤に点灯して止まる。壊れてるのか???
これが動作中の状態らしい。緑に変わるとか消えるとかして欲しいけどなぁ、安価なモデルだから贅沢はいかんな。
DC漏れなし、音も出る。じゃあ、直すか。

ひっくり返して底板を外し、叩いて修正。ここはパイオニアのアンプで何度かやっていて慣れたものだ、慣れてるってのもどうなんだ?って事で悲しい。
はんだごてじゃなくトンカチで修理するオーディオ。
底板は薄くペナペナだが補強らしきものがネジ止めされ、足は樹脂製でアルミで化粧している。あちこち安っぽい感じはあるが実際に安い下位モデルなのでシッカリしたケースや鋳物の足を求めてはいけない、少し前の時代の標準的な物と考えよう。
レコードプレーヤーのカバーやキャビネット、プラッターにまでアクリルが使われてきているし、これよりも少し後の時代には「内部損失の大きな」ポリカーボネイト(傷つきにくく割れにくく透明性が高い、先日ダストカバー製作に使用した)を足に使っているとアピールした機材が有ったし、21世紀にはいってからのエンジニアリングプラスチックとよばれるものは強度も特性も私が子供の頃の「プラッチック」とは別物なので一概に樹脂が安物という訳でもない。使い方と目的を考慮して、結果として高品質な製品になっていれば良いと考える。
ま、今回の足はどう見ても安価な樹脂製だが。
メンテナンス済みというだけあって中は綺麗だし、デカイトロイダルトランスの頭もコンデンサーも綺麗で全体に使用感は少ない。サイドウッドの小傷はあるが気になるほどひどい物はない。
音質はというとステレオで音が出る!嬉しいから物凄く良い(笑)
記憶の中の3000ZR(左チャンネル、ね)と同じ傾向の音質だがやや暗いかな?2200という品番はこのアンプを良く表していると思う。マイナス800のうち500がメーターで300が出力、音質は同じ、という高評価にしておこう。これでZRの半額以下はお得。
3000ZRに感じた量感を盛った感じのフワフワもなく、初代3000に感じた古いが故の甘さもなく、3000Z(の左チャンネルねw不遇なモデルでわずか2年でリファインしたZRにチェンジ)で物足りなく思った中高音の素っ気なさも改善、この時期にしては柔らかめの期待したとおりの音。
昔から「音楽性の高い音」と評されてきたデンオンのパワーアンプの音は耳あたりの良い音で、こういう音はDL-103とマッチングが良いだろう。
現在の私の好みだと「高音質」はもう少しカチッとした解像感のある音だ。けれど、テクニクスやパイオニア、オンキョーと比べると鈍く暗く感じるものの、この少し沈んだデンオンサウンドの良さも捨てがたい。
到着時に少々問題はあったので1週間はこまめに使う事にする。それで右が無くなったら、本当にもうデンオンはやめよう。