1977年頃に49800円、チューナー全盛期の中級機。
4連バリコン、これくらいの仕様のチューナーが神経質でなくて好き。

購入動機は先日の反動。パイオニアF-F3で最新型(手持ちの中で)チューナーの中を見て寂しくなったところで、これを見つけてしまった。
おぉ、OTTOだ。メーター3個付いててカッコイイ。ランプつきました動作未確認、かぁ。しかし安い。ハードオフだから送料もかからない。チェックコーナーでグリグリ回してメーターが振れることを確認。音出しまでは未確認だけど高級機じゃないから丈夫(根拠になってないw)なのできっとOK。安い物で悩んじゃいかん!お買い上げ。

初期動作確認、スイッチの軽い接触不良以外は特に問題なし、感度も充分に良い。
音が出たので内外掃除。外観はかなり綺麗になった。
大きく立派なケースの鉄板は厚くしっかりした造りだが、天板にスリットがあるので(消費電力16W、なくても問題ないと思うけど)中には少し埃があった。球切れもないので使用期間は短いのだろう。ついでに軽い接触不良のあった接点むき出しのロータリースイッチもメンテナンス。この時代のスイッチは楽で良い。
そして、いつものようにF端子を追加。下側にはアース端子がある。アースをとった方が綺麗に受信できる事も多いんだよねぇ、新し目のチューナーには付いてないから必要ならアンテナのアース側に繋いだりしてるけど専用端子が有った方が使いやすい。
中身はびっちり詰まっている訳ではないがこの時期のこのクラスでは標準的。メーターが3個というのは必要かどうかは置いておいて高級機っぽくて好きだ。
基板のICのうち2個にはソケットが使われているけど、量産モデルでこういうのは珍しい。バラツキが多くて組み立て後に交換する事が多いとか、又は熱に弱いのか?この2個にはSANYOの文字があった。そんな事をオーディオ仲間に話したら、市販モデルではなく試作機とか評価用機材なのではないか?といわれたが、調子よく動いているので謎は謎のままで楽しむ。
Lo-D FT-620 チューナー - 音遊び~オーディオのブログ
外観はお気に入りのLo-Dと比べると窓枠が無くて素っ気ないというかスパルタンというか、個性的ではある。同時期の同価格帯でもそれなりに雰囲気は違うものだな、と。どちらも好きです。
3連メーターのせいで周波数スケールが短くなっているのが特徴的かな。レイアウト次第では左右に幅広くスケールを取って上か下にメーター3個並べる、というのもアリだと思うけど、そうすると没個性になって他社製品の中に埋もれるんだろうねぇ、オーレックスとかOTTOとかオプトニカって少し外した外観の物が多い様に思う、そう考えるとLo-Dは正統派デザインなんだな(笑)
音はボワンと広がるタイプではなく、今の私好みの良い音だ。
出力が固定/可変の2系統あり、2台のアンプに無理なくつなげる。RECキャリブレーションも付いているのでエアチェック(やらないけど)もバッチリだ。PLLも電源投入後に元の選局にすぐにロックするし温度変化による選局のブレで外れる(そうならない為のPLLだからね)こともない。
この電源投入後に、、、というのは個体差というか機種差があるように思う。
他のソースを聴いていて、「ラジオにするか」と思って電源ONしてアンプの入力を切り替える、でボリューム上げても音が出ない、あれ?となる。選局ノブをチョイと触ると周波数ロックする。こういう機種案外と多いんだよね。古いPLL付きでないモデルはそういうことは無く電源ONですぐに音が出るけど、でも温度変化のずれは概ね大きい。
覚えている範囲だと以前使っていたダイヤトーンはOK、メンテ済みで購入したLUXMANはダメ、トリオのなんだかもダメ、ケンウッドのL-01Tは大丈夫、気に入っているLo-DのFT-420/620はダメ、チョイ新しいFT-440はOK、バリコン式で結構古いけどパイオニアの高級機はOK、昔使ってたパイオニアの普及機もOK、バリコン最終時期のマランツはOK、シンセサイザー式は当然OK、、、どうやらバリコン式PLLの最初の頃のモデルがこういう症状が多いけど故障してるってわけじゃなくそういうもんなんだろうねぇ。まあ、いいや。
でかいので、追加ではなく入れ替えることにしてシンセサイザー式はハーマンカードンCitation23だけが現役続行。新しい物の音質が確実に良いと感じるなら入れ替える事も無いけど、音に大差ないなら見た目と使いやすさではバリコン式の方が好きなんだよねぇ。そうそう壊れる物でもないからいくつか買っておけば、いつか来るかもしれないFM放送の無くなるその日までぐるぐる回して聴けるんじゃないかと思うな。
ファンキーフライデー前、木曜夜に入れ替え、そして今日一日何事もなく活躍。しばらく愛用しよう。