音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

MICRO MR-611 ベルトドライブの傑作機 サブシステムに復帰

 普段使いのレコードプレーヤーを入れ替えた。

 MICRO MR-611 49800円(1973年)

 

 MR-611はシンプルなベルトドライブ機の傑作だと思う。

 最近「伝説的アナログ機器メーカー、MICRO」という表記をどこかで見た。伝説かぁ、若い世代に知名度が低く忘れ去られつつあると考えると寂しい事だけどね。

 現役当時から知っているオッサンとしては、自分の事じゃないのに「へっ、凄いんだぞ」とか思ってしまう(笑) 

 

 サブシステムでレコードを聴くときはお気軽が良いのでオート機のサンスイFR-3060を常用機に楽しんでいた。

サンスイといえば。。。FR-3060(2号機)を Lo-D PS-15と入れ替え - 音遊び~オーディオのブログ

不人気機種で遊ぶ サンスイ FR-3060(3号機)少し改造 - 音遊び~オーディオのブログ

 1号機から2号機、3号機、そして帰ってきた1号機と長い事楽しんでいるが1-2-3-1と入れ替えた理由は細かな不調。案外と手間をかけてるんですよ、楽しいから良いんだけど。

 

 で、今回は不調は無いけどカートリッジの対応範囲が狭いサンスイの替わりに、以前複数台並行して使っていたマイクロのMR-611を引っ張り出して入れ替えた。

MICRO MR-611

 入れ替えのきっかけ。

 先日ハードオフで見かけたお手頃価格のヤマハのYP-D9。以前YP-D51を使っていた時に高さ調整がしやすくて良いと思っていたので、高さ調整できないサンスイに替えてサブシステムもマニュアル機の出来の良い物に、、、と、物欲が出てしまい危うく買うところだったのだ。

 が、「あ、ならばMR-611はもっと使いやすい」と思い出して購入中止。ま、実はD51は使いやすくて普通に良いけどすごく良いという印象は無く、だから残していないし再購入もしていない。YP-D9はアームがD51よりも良さそうなので音質には期待はできるけど、電子回路の無いシンプルなMR-611の方が故障リスクは少なそう。

 

 さて、FR-3060からの入れ替えでデメリットになりそうなのは2点、オートでない事とオーバーハング

 オートについてはどうしても不便だったらオーディオテクニカの機械式リフトアップ(品番覚えてない、現物は所有している)をセットしよう。

 シェル取り付けのオーバーハング位置が使用中の他のアームと同じというサンスイのメリットは、同じくオーバーハング15mm設定のMR-611でも実際に取付けて子細に確認すると同じ、問題なし、だ。

 

 メリットはサンスイではできなかったアームの高さ調整が簡単に出来る事。これが今回最大の目的。簡単な構造でヤマハよりも多分やり易い。

 アーム自体単品販売品のMA-101mkII相当なので性能は充分。

 MM全盛(純正装着のVF-3200はVF型)期の物で付属のケーブルはMM用だが、出力がRCA出しなので低抵抗の適当なケーブルを使えばMC対応もバッチリ。あ、RCA端子の接点が増えるのはデメリットかな?でも、サンスイもオート動作時に出力をリードスイッチでカットしてるから接点数はどちらも同じ、か。

 

 久々に使うとサンスイよりも起動してからの回転の立ち上がりは早い。ターンテーブルも単品販売のMB-600相当で当時の1級品、ダイレクトドライブのデンオンやビクターの一部の機種より立ち上がりが早く感じた。メインシステムのSolid Machineと比べると物凄く早い!(笑)

 アームはバランスウエイトが2重構造で対応重量範囲が広く実効長は237mmとメインシステムで使っているAC-3000MCと同じ。純正装着カートリッジVF-3200(シェルにウエイトが着いている、軽い方が良いと思って外すと音がぼやける)が針圧1.5gと比較的ハイコンプライアンス型で、グレースやADCなど古いハイコンプライアンスカートリッジを充分に使えちゃう軽いアームは、扱いやすさもあってカートリッジ遊びに最適だ。

 

 ココで気付く。

 サンスイFR-3060のアームでシェル取り付け位置が同じであることをありがたく思っていたが、「実効長が違うのに」というのがありがたいんだ。MA-101mkIIとAC-3000MCは実効長が同じ237mm、オーバーハングの指定も同じ15mm、当然シェルへの取付位置は同じだな。実機で取り付けて子細に観察する必要はなし、推考が足りんな。。。

*****************************************************************************

2026.1.17 追記

 読み返していて気付いたけれど、実効長と指定オーバーハングが同じでもシェルへの取付が同じとは限らない。

やはりシェル取り付けが同じままでオーバーハングが合うというのはありがたい事だ。

 最初に子細に確認した時の自分が正しくて、ブログを書いている時に「あー、無駄な確認作業に時間を使ってしまった・・・」と思った上の記述をした時の自分が間違えている。

 

 んー、単純な事なんだけれど、頭の中にシッカリ入っていないから間違えている事にすぐに気付かない。ダメだなぁ。

 上記の記述を信じてしまった方がいたらごめんなさい。

*****************************************************************************

 MR-611の音質は良い、と思っている。

 ベルトドライブ機なのでキャビネットは箱なのだが、フローティングではない天板は鉄(鋳物、と思う)で重量があり指でコンコンとしても響かないし、足は高さ調整できないのが残念だがハウリングマージンは充分。FR-3060よりもしっかりした感じでマニュアル機であるぶん音にお金がかかっている、と思っていい。

 同時期マニュアル機ではビクターJL-B44やパイオニアPL-1250も良いのだが、どちらもダイレクトドライブFGサーボ機なので電子回路の状態に拠る。

 それと、ダイレクトドライブFGサーボ機ではストロボをみながらボリュームで速度を調整するわけだが、ストロボが流れると気になる。

 ワウフラッター(特にフラッター)は音への影響が解りやすいけど回転数が一定であれば3パーセント程度速度が違っても聴いて違和感はないと思うんだよね。

 611の向かって左のライトは「暗い所でも操作が可能な針先照明用ガイドランプ」という事だが実用的というよりも「雰囲気の良い演出」。ストロボのプリントされたシートを載せれば回転数の確認ができるけど、プーリーで決まってしまう611では微調整できないので、速度の少々の違いなんて気にしてどうする?聴いておかしいなと思ったら確認すれば良い。

 

 テーブルマットはパイオニアに替えて使っている。好きなんだよねぇ、ブチルゴムのマットの角の無い音。今のメインシステムは解像感高い音なんでサブシステムはこういう音が良い。

 1970年代前半に5万円程というのは物価を考えると高級機なんだよなぁ。