1978年に28000円、ごく当たり前のチューナーをそのまま小さくしたような機種。
上位機種としてFM専用機のM-F01(1978年48000円)、後継にアナログメーターをLED5個のランプに換えたM-F05D(1981年31000円)がある。
物好きな事に3機種全部使ったことがある。M-F01が数千円した以外は皆1000円程度。
最初はM-F05。たまたまハードオフで見つけてBGMにFMを聴くのも良いかな?と買ってきた。それまではチューナー無しでまだアンテナも立てていないので室内用のアンテナで聴くしかない、ならば高級機はいらないし、フルサイズの物も邪魔だなと。
これが案外と優れもので、室内アンテナなのに電波の良い日にはFMでステレオ受信できるしモノラルにしておけばノイズも気にならない、AMも付属アンテナで充分に聴けるし、PLL機なので受信状態も実用上問題なし。
後々、この感度を基準にしてデカいチューナー買ったら後悔してしまう程(苦笑)
思うに、変に音質を欲張っていない、高級でない、これが良いんだと思う。今はアンテナがしっかりしてるので良いけど、ソコソコの環境でソコソコの物を使うのもソコソコに良いものだ。
次にM-F01、FM専用機で高価なので音質にも期待したのだが、感度が落ちていて電波の良い局でクオーツロックがやっとかかる程度。外観ではLEDのシグナルメーターはイマイチ。クォーツPLLなので本調子ならば使いやすい物だったのだと思う。
そしてなんとなくM-F05D。
M-F05のメーターランプが切れたのでそれを直す間に、と 買ってきたのだが感度が良いとかそういう事もなく、むしろ全体に安っぽい(主観)。500gも軽くなってるのはメーターのLED化だけでなく中身も違うのかも?

結局最後まで残っていたのはM-F05。
ジャンク品をヤフオクで買って、部品取りにして修理ついでに短くて使いにくい直出しRCAケーブルとターミナルに変更F端子も追加して機材入れ替えを楽に。
しばらくBGM用に使っていて常時繋いであったので、別のチューナーを買ってくると感度のベンチマークにしたり、軽く小さく設置も楽で邪魔にならない事もあって、長い事手元に有った。
凝っているなと思ったのは、周波数スケールの照明。AMではシグナルレベルが3.5くらい、FMではチューニングメーターが真ん中になると照明が白から緑に変わる。
小さいだけで中身は手抜きしてませんよ、と。
この時代、他の機種でもこういうのがあったように記憶してるし、AMに切り替えるとチューニングメーター(使わない、使えない?)の照明が消えシグナルメーターだけになる、など。
触ると機械が答えてくれる、性能には関係ないけど他と差別化、スイッチとランプで出来るイルミネーションの先駆けですな。愛着湧くので好きです、こういうの。

アンテナを立てたし、他に同様の使いやすい中級機も増えたのでどんどん使用頻度が減って、、、、、
邪魔にならないサイズなので持っていても良かったんだけど、「使う為に買う、コレクターにはならない様に心がける」なので売却。
出来の良い小さなお気に入りでした。