音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

設置について考えてみる 今の環境の良し悪し

 今更な事なんだけど、パイオニアの1979年のレコードプレーヤーの取説に設置についての記載があったので少し考えてみた。

 

 この時期は初心者オーディオ小僧だったから解らない事だらけ、雑誌を夢中で読んで時には図書館に足を運んで知見を深めていた時期。今ならこの程度はネット検索ですむ。便利な時代になったもんだ。

 

ステレオシステムの構成と設置例 パイオニアの古い取説より

 

 モデルは昭和の時代の洋室だな。ラックは横配置か、音圧の影響は受けやすいけど操作しやすいのでこれはこれで良いんだよね。

 プレーヤーはPL-A500、って事はアンプとチューナーは8800Ⅱ、スピーカーはS-180AかS-180、右下のはデンオンのMCトランスじゃないか、まだこの時代パイオニアはMMばかりだけどMCも使えるんだよアピールでこのイラストを載せたか?当時のDL-103は高級MMより安いくらいで定番だったからユーザーも多かったはずだし。左側のカセットデッキの下はタイマーか、カセットとチューナーで「留守録エアチェック」だね。

 いやいや、機材の話じゃない。

 

 カーテンとカーペットで反射音を制限するとか、聴く位置はスピーカーの間隔の正三角形頂点よりも少し後ろなんていうのは今も変らない。

 近ければスピーカーを内向きに角度をつけて、という事をやっていたけど、それじゃダメだな、音は聞こえるようになるけど音場はイマイチのまま。やはり、反対側のスピーカーの音が耳に入るように(左の音が右の耳に時間差で届く)ようにしないと音場が自然に広がってくれない。
 左右対称配置に拘らず2セットのスピーカーを同間隔でラックの左右に置く方が良いかもしれない、でも見た目の納まりは悪くなるなぁ、やはり聴く位置をもっと後ろに下げる方が良さそうだ。

 欧米人はもう少し近づけるのかな?私と違い「平たい顔族」ではないので頭の形状が前後に長く、耳から脳への距離も短いだろうから同じ聴こえ方ではない筈だ。

 

 左右の壁。ガレージなので背後以外に壁は無く、知人に頂いたパーテーションを左右に置いて区切っている。オープンスペースの接客場所の区切りに使われていた物で新品で買うとかなり高価、回送時に声をかけてもらえて幸運だった。高さは延長してあり1.5m、囲われた中で会話をしてもほとんど外では聴こえない優れものだったので効果はあると思う。その前に他の機材やサブシステムを置いているのが問題だが、絵もカーテンの前に機材を置いているので良しとする(笑)あれ?カーテンに間接照明が付いてる?まあいいか。

 床はフローリング前提なのだろうけど、ガレージはコンクリート。スピーカー設置でエンクロージャーの振動にはビクともしないので良いと思う、しかし低音のカブリは出る、設置高さでの低音の変化は木の床よりも大きい様に思う。今はカーペットを敷いていてそれなりに綺麗な音になったと思う。

 背面は現状では今一つだな、下の方は叩くとコンッと響かない音のする振動しにくいボードだけど上の方がガラス窓、ここは吸音する物を増やした方が良いかもしれない。改善を検討するところだな。

 天井は充分に高いのでこもらない、これはガレージの良いところだ。

 

 昔のオーディオ誌で読んだような記憶だが、メーカーのスピーカー開発者だかで耳の凄い人がいて他人のリスニングルームで音を聴いて、こもっている周波数が解るらしく、「あそこらへんに一升瓶置くと良いよ」とアドバイスして、その通りにすると無駄音が消えて音がすっきりとするそうだ。仕事で色々聴いて計測してユニットやエンクロージャーを作り込んでいくと自分の聴感と周波数特性の関係が合致していくんだろうな。凄いな、と思うが「職業病」な一面も出て粗が気になって楽しめなくなりそうでもある。

 

 基本的にはホームオーディオではデッドにして反射音の影響を減らす方向の方が音の癖が無くなって良い。

 しかしデッドなら良いというものでもなく、計測用の無響室で会話したり音を聴いたりした人の話では「静か過ぎて落ち着かない」そうだ。生活環境じゃないって事だな。

 ライブ会場での会話ができないような大音量も日常とはかけ離れてる。こちらの方は場所を確保すれば(または周囲の迷惑顧みなければ)比較的得られる環境だ。反響とかを「音の良いコンサートホール」にするのは難しいだろうけど、アンプもスピーカーもPA用は大出力/入力の物が家庭用オーディオよりも安価で中古は格安だと思う、音質ソコソコなら大音量は安価だろう。

 

 この場所の現状が良いところに辿り着いているかというとそうでもないと思えるな。

 こうして文章にしてみるとまだまだ色々とできそうだ、気が向いたら試してみよう。

 終わりはないなぁ、楽しみは続くという事でもあるな。