音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

DENON DL-103S 103ファミリーの楕円針 MCカートリッジ

 デンオン DL-103S 27000円(1974年)

 

 今も新品で買えるロングセラー、DL-103。今年(2026年)に入って価格改定した中に301Ⅱはなく、こちらはとうとう生産終了となってしまったようだ。個人的には301Ⅱの方が使う機会が多いので残念。

 今回の103Sは楕円針にしてコンプライアンスを少し上げたバリエーションモデル、300系発売前の古いモデルだ。標準モデルの103が16000円の頃なので中々の高級モデルという事になる。

 デンオンカートリッジの過去記事はこちら

DENON DL-103 DL-301 DL-303 などなど カートリッジの話 その12 - 音遊び~オーディオのブログ

 楕円針好きなので、103Sと103Dは機会があれば聴いてみたいと思っていた。動作未確認の物を比較的安価に見つけて勝負!

DENON DA-307 + DL-103S

 シェルリードの接触不良で右チャンネルが出なかったが、オーバーハング合わせを兼ねて組みなおして問題なし。

 中々じっくり聴く時間が無かったのだが、デンオンDA-307がメインシステムに付いている(近日交換予定)うちでないと適合が難しくなるので今のうちに、と試聴した。ついでというのもなんだが、ノーマル103も聴いておいた。

 

 ノーマル103と帯域バランスは似ていて低域の厚いピラミッド型なのは変らない。

 楕円針と軽針圧の効果は大きいと思う。音粒が細かくなり中高音は繊細なところも聴こえる、価格差はしっかりあるという事だ。低音はノーマル103の「音粒が大きいが切れが良い」の方を好む人も多いかと思う。

 このアームに普段付けてあるカートリッジはソニーのMM、明るいソニーと比べると対照的な音で重たく暗く感じる。低域の歯切れはMMのソニーの方が軽快で好みだ。

 AC-3000MCに付いているオルトフォンMC20Superと比較すると音の分離、余韻の綺麗さ、低域の歯切れよさ、全体の艶っぽさなど色々な面で重くるしく感じるが、これはハイインピーダンスMCの傾向もあると思う。概ねローインピーダンスの物の方が音が華やかで新鮮だと感じている。

 

 私の場合、ローコンプライアンスの物はアームが適合から離れていくし、インピーダンスが40Ωというのも他の主力カートリッジと違うのでローテーションに入れるのが難しい。それ用に昇圧トランスを用意するのもなぁ。そうやってハイインピーダンスの物は聴かなくなっていくんだよね。

 昇圧トランス受けをしないサブシステムの方に、使えるアームの付いた手頃なプレーヤー導入も考えようか。