音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

フルオートレコードプレーヤーとチューナーの存在

 レコードプレーヤーもチューナーも今ではマイナーな存在。

 

 フルオートレコードプレーヤーならば使える。という人も案外と多い。

 オーディオ好きではない高齢世代の人にベルトドライブのフルオート機をプレゼントしている。もちろんオーバーハング調整や針圧の設定は済ませて。

 手で操作しなければ折れることは無いと思うがカートリッジは折れにくい太目のアルミカンチレバーの物、でも少し良い音でと思い楕円針を付け、針が折れたら呼んでね、交換するから、と。

 

 しばらく前に母の友人からレコードをいただいた。子供たちの物もあるのだが、捨てるには忍びないので今もレコードを聴けるのなら引き取らないかと。せっかくなので頂いたのだが、ジャズやクラシックのレコードがあり、もう聴かないの?と問いかけたら機材が無い(そりゃそうだな)との事。

 針を手で扱うのは目も手の感覚ももう自信が無い、自分で針を乗せるのなら要らないという。昔ご主人が使っていたのはマニュアル機で触りたくなかったそうだ。フルオートというのがあるよ、と言ったらそれなら使おうかな、という。

 遊びで整備したプレーヤーを置いてあるアンプに繋いで、、、、、と、思ったらアンプにイコライザーが付いてない。

 なので、手持ちのミニコンポのプリメインアンプと、ついエッジ交換して直してしまった小型のスピーカーで「レコード専用システム」をプレゼントした。タッチスイッチよりもレバーをグイッと動かす方が覚えやすくわかりやすいとの事、一通り基本操作を説明して、、、、時々聴いているそうだ。

 

 母は音楽好きだがもう高齢。NHK-FMで音楽を聴くのだが、電波状況が悪く小型ラジオでは今一つ音が良くない。そのうえ、タッチスイッチばかりで操作方法がわからない。最近「パチパチ言って嫌だ」と、しばらく聴いていなかったらしいが0.1MHzずれて聴いていた、ラジオが古くなったので仕方ないと思っていたそうだ。グルグル回すヤツなら以前使っていたから違和感ないんだろう。

 新しい物を覚えるのは苦手で、テレビやエアコンのリモコンも最低限の操作だけ、便利でも複雑な設定は使おうとしない。

 なので、FMアンテナを庭に建ててアンプとチューナーとスピーカーを設置した。アンプは電源を入れるとインプットセレクターが「CD」で始まる(スイッチ切ったところを覚えろよ!)なので、チューナーをCDポジションに接続。チューナーはプリセット型なので設定してボタンにシールを貼り、無駄にABCDと40局もメモリー出来るのだが、ABCDすべて同じ設定にして1-10までのスイッチだけで選曲できるようにした。

 先日話していたら母はタンゴが好きだそうだ。レコードもまだおいてあるよ、と。

 母の友人のところと同じレコードプレーヤーを追加。

 何回か聞いたらいつも同じで飽きた、もっとレコード買っておけば良かった、でもひっくり返す面倒が無いからラジオでいいよ、と(笑)

 

 ラジオが家のステレオだった時代で止まっているみたいだけど楽しそうだ。