1978年に55000円、小さな高級機。
多分レアもの、売れていないでしょう、こういう物は。
テクニクスのコンサイスコンポにも小さなプリアンプがあるけど、さらに小さくさらに高価。フェイスパネルの意匠は斬新なダイヤトーンに対してオーソドックスなテクニクス。発売はこちらの方が早そうなので、マネシタ電器のほうが後出し、か?(笑)
小さなメーカーと同じカテゴリーに安く作った物を投入してシェアを奪う、大手ならではの余裕の戦略ですね。
プッシュスイッチを多用した独特なデザインで、ボリューム以外丸い物が無い。同じような印象を持つアキュフェーズのC-240も調べてみたら同じ1978年。そういう時代だったという事だろうね。
DA-P15が気に入っていたので、同じような回路を持つであろうとサブ機として購入し、パワーアンプの動作確認や修理時のプリアンプとして、とか、BGMにチューナーを繋いで、等、便利に使っていた。
小さいのでレコードプレーヤーを多数いじっている時に、REC-OUTから信号を取り出して外付けフォノイコライザーとして使ったりと、DA-P15を手放してからの長い事手元に有った。
音質は、、、、、あまり覚えていない。「こりゃダメだ!」と思ったらすぐに手放してしまうので大きな不満は無かった。当時持っていた2000年頃の10万円以下のプリメインアンプよりはこちらの方がレコード再生ではまともな音と感じたのを覚えている。
1970年代終わり頃がアナログレコードの全盛期という思い込みバイアスが大きいだけかも?
音質が気になる人は今でも時折ヤフオクで見かけるので冒険してみてください。この時期の物は外国で人気らしく輸出が多いので日本にあるうちに、ぜひ。
小さいけど所有する喜びは大きかったな。変な形だからかもしれないけど。
見た目で聴くオーディオ。