オーディオだけじゃなく電子機器修理に便利なこの2冊。
製造メーカーを問わず必要充分な諸元を記載してあり、まずはこの本で部品選定、気になる諸元はメーカーの仕様書で子細に確認、という設計者に楽をさせてくれる「インターネット以前のトランジスタ詮索サイト」ですね。
CQ出版社のこのシリーズにはトランジスタだけじゃなく、後にはメモリーICやオペアンプなども出版されて、時代ごとの主力電子部品用の1冊がそれぞれの分野のメーカーエンジニアの傍らにあったはず。
が、、、あれ?1995年???
てっきり設計業務時代に古くなった廃棄品を戴いてきて、ずっと持ってたと思っていたが、10年違った!
他に92年のメモリーIC規格表が手元にあり、こちらは当時必要になって購入した覚えがある。
その後この2冊が欲しくなって自分で購入した?95年って、最もこういう世界から離れていたはずだしぼんやりした記憶さえも無いというのは、、、記憶が既に役に立たなくなっているのか?そのうえ、オーディオ趣味復活してからこの10年ほど気づかないで使っていたというのは、理解と判断ももうダメなのか???
トランジスタは2000年以降くらいからかな、供給される物が減っていき「規格表と互換表」が1冊にまとめられ、その割に薄いようにみえる。1995年版はまだ製廃の品番も記載されているので、1970年代から1990年頃までのオーディオ趣味には重宝する。
もう設計することは無いので互換表の使用頻度が高く、壊れた部品が入手不可能なら品番から互換品を見つけ、複数あるならその中から最も使用用途に適したものを探す。入手できなければこれを繰り返す。。。面倒になって途中であきらめることも多いけどねw
特性が問題にならないような単純な使い方では手持ちのトランジスタの中から規格表で調べて、互換表にはない選択もできる。とても便利。
今はほとんど使わないし、何故もってるかもわからないけど、持っていて嬉しいから良し!