音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

Acoustic Solid Solid Machine その1 欲しかったマイクロRX-3000の現代版、優劣あり

 マイクロのRXシリーズに3000という品番の物がある。若い頃、今以上を求めるならこれだなと思っていた。

 

 別に5000でも8000でも良いけど、予算と設置環境を考慮すると3000で充分、それでも使える環境が無いなら宝の持ち腐れかもしれない。

 地中2メートル、地上1メートル、サイズは1メートル四方のコンクリートの台があれば8000は是非とも使ってみたい!普通の人は無理です。

 

 私はマニアでなく普通のオーディオ好きなので、こういう物には手を出さないままに現在に至る、至っていた、のだが、現在の環境だとマアマア使えそう。

 

 RX-3000は何度か検討したのだけれど、見た目が綺麗な物が案外と高価、外観を考慮しなくてもアームの取り付けに苦労しそう。丸い棒にクランプするアームベースは自作出来なくはなさそうだが面倒、取り付け時の高さ調整など面倒そうだ。

 日本人的には造りの良さとか、アームベースの豊富さと価格の安さ(当時の定価で)等魅力は大きい。

 しかし今では欲しいベースが見つからない。見つけても人気が有るのか高値だ。偉そうなことをホームページで書いているオーディオショップがある程度汎用できる物を作って部品を売れば良いのに。が、ショップはやらない。

 なので、RXシリーズは使えない、だから今更買わない。

 

 でも昔の憧れ、今更、と思いながら綺麗な(マイクロよりも40年ほど新しいから、ね)アコースティックソリッドの既に販売終了のジュニア機、ちょうど3000相当の物を見つけて、検討を始めてしまう。

 ドイツ製らしい、扱いはオルトフォンジャパン。当然高価(おじさんの主観)だけど、昨今の良さそうなレコードプレーヤーの価格を考えると、それほど高価でもない。

 ネット上には情報少な目。オルトフォンのURLを見ても旧機種情報は無し(販売終了品としてスペックやオプションパーツの情報くらい残して!)本当に最近のオルトフォンはユーザーに上からの目線で、、、、以下自粛。

 情報が無い、けれど現物が確認できるならいくらでも検討はできる。

 

 ベンチマークは時代を無視して当然の様にマイクロ。

 

 過去に所有したわけではないので音質は度外。使いやすさや拡張性の高さで比較する。トーンアームは一応ついていたが、自分の使いたいものでシステム構築するつもりなので、人気の品だが付属アームは購入するつもりはなく除外して検討。

 

 古き良き時代を知っている身としてはどう見てもマイクロの方が造りが良く頑丈に思える。真鍮の方がアルミより高価だし比重も大きいし、モーターの信頼性は昔の日本の方が高そうだし。。。そう考えはじめると舶来品なんて買えない。

 

 オプションのマウントベース/アームベースは時代が違うとはいえ、ふざけるな!というくらいの高価格。

 マイクロの当時の設定部品が今でも自由に入手できるならマイクロを使った方が満足度が高いんじゃないかな。

 

 現物を確認するとAcoustic Slid は価格の割に取り付けは「テキトー」、これでなんか問題ある???という割り切り方。

 

 ココです、重要です!!!

 

 この割り切った造りが購入の決め手。

 ベースが高いなら自作すれば良い。自作するには「丸棒にクランプ」のマイクロよりも「M5のネジ1本で柱の上からキュッと留めるだけ」の方がはるかに簡単。

 そして、付属するロングアーム用マウントベースを確認すると柱を付ける穴が4カ所ありショートアームにも対応できる。マウントベースの本体への取り付けもネジ1本、角度を変えることによりアームのレイアウトの自由度が高い。アームベースを作ってセットしておけばアームの交換時の高さ調整はマイクロよりも楽。

 

 こうやって、良い点を拾ってみると、今の私には良さそう。

 なにより、綺麗でカッコイイ!

 

 

Acoustic Solid Solid Machine

 現在はアームレス、アームを付けて音出しするのはまだまだ先だし、設置も今の場所で出来る理想には程遠い。

 何だよこれ!という造りで、個人レベルでもう少し造り込みをしたい点もある。

 音質は、これまでのレコードプレーヤーよりも良くなるかどうかは使いこなし次第だろう。音が決まらなくて「いじるオーディオ」になってしまって、こんなめんどくさい物もういらないや!となる可能性も結構大きいと思っている。

 

 笑えるくらい(楽しみとして、ね)割り切った、マイクロをパク、、、じゃなくインスパイアしたようなACOUSTIC SOLID、検討と使いこなしをじっくりと楽しみたい。

 

 今回は「その1」

 「その5」くらいまでに現在のシステムへの溶け込みを期待しながら、不定期に続く!