音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

我慢できずにルビーカンチレバーを聴く準備

 先日完成したルビー/シバタへのカンチレバー換装カートリッジ。

 

 otoasobi.hatenablog.com

 

カンチレバー周り カートリッジの話、その4 - 音遊び~オーディオのブログ

 

 過去記事を見ると最初のルビーは2年以上前、という事は今回の物は思いついてから3年は経っている。色々と準備してから聴こうと思っていたが、「待ちに待った逸品」と考え出すと我慢できなくなり、今ある機材での音出しを企む。

 

 今回の1個を音出しするだけでも満足しそうだけど、せっかくなら比較したい。

 比較対象はまずは3点の今回同様いわば「改造品」。針折れ修理品も含むが、これを改造品のグループに入れたのはオリジナルとはわずかな違いを感じているから。

 

 他はオリジナル品を複数、クレメントⅡはもちろんだがオルトフォンなども。MC以外は先日気に入ったサファイアカンチレバーのADC/TRX-2だけ、これをストレートアームに格上げ。

久しぶりにMM系トップクラスを聴く ADC TRX-2 と ELAC STS555E ESG795E - 音遊び~オーディオのブログ

 

 試聴は「重箱の隅をつつくような」ものになる予定(笑)

 明らかに音の傾向の違う物やコンプライアンスがかけ離れたものは別の楽しみをする物で今回聴く必要なし。

 

 トーンアームは現在の主力機、テクニクスEPA-500。

 EPA-500は自重が軽い時代のハイコンプライアンスカートリッジ用として比肩する物が無いほどの逸品。役不足という事はないだろう。

 カートリッジ比較試聴の準備

 コンプライアンスの特に高い2個はA501Eにつけてある。他はA501H。

 これらのストレートアームは中古で数本入手したが、そのうちの3本に小さなブチルテープが貼ってあった。シェルの上に小さくとか、アームパイプ下側に小さくとか、目立たない様に、だったが。

 基本的にそのまま使えば良いという考え方なので今は剥がしてある。

 アームパイプに貼る他にも、古い時代のMMカートリッジで本体がメタルケースの物にブチルだけでなく銅や鉛等の小さな板を貼る、シェルリードをシリコンシールで固めてしまう、カートリッジをシェルに接着してネジは無くす、指かけを無くす、、、、、まあ、昔からアナログレコード再生では制振や固定方法というのは音質チューニングの身近な手法で、よほど無知な方法(ある意味、変化は大きいか?w)でなければ何をやっても変化はあるから、好みに合うならそれで良いのだろう。

 自分がやるかどうかはさておき、先人たちの楽しみ方は覚えておきたい。

 

 トーンアームはカートリッジの為に。過去記事がいくつもあるって事は悩んでるw

トーンアーム周辺 カートリッジの話、その1 - 音遊び~オーディオのブログ

 

カートリッジ側から見たトーンアームの重要性 その1 - 音遊び~オーディオのブログ

 

カートリッジ側から見たトーンアームの重要性 その2 - 音遊び~オーディオのブログ

 

 ストレートアームは取付けや調整が面倒なものだが、ハイコンプライアンスカートリッジでの音遊びに軽量なアームは欠かせない。

 テクニクスのこのアームは一度取り付けて調整してしまえばウエイトごと交換でき高さ調整もやりやすいので比較試聴するには便利だ。オーディオクラフトAC-3000MCで必要になる針圧やラテラルの調整は不必要で、高さ調整もやりやすく(AC-3300用の本体が欲しい)パイプごと交換する時の作業時間が短かい。

 一方、EPA-500と使うカートリッジの組み合わせが自分好みに決まれば良いけど、音を追い込んでいくとカートリッジによってはAC-3000MCのダンピング調整が欲しくなる事もある。オイルダンプで微調整していた若い頃を思い出すと微妙なところで「その先」があると思うカートリッジがあるのも確かなのだ。

 今回のカートリッジはどうかな???

 

 今回シェルリードは統一出来なかった。比較の意味がない?

 リードの交換ができないA501E2本は同じものだけど、A501Hはシェルリード交換できるのでこういう時は統一するべき。けど同じものを持って無いんだよね、お気に入りの銀リッツ線は若かりし頃の時代の物で今では複数入手が困難。純正リードは元々ない、似たようなのはあるけど、、、、、交換が面倒、手を滑らせて何か壊すリスクも増える、初老を自覚するべきだ。

 最近はまたリードも増えてきている(高価で怪しいのも多いけど)のでお手頃価格の物を数セット買うべきかな。A501Hに使おうとすると太さや長さが合わなそうな物ばかりなんだよなぁ、、、、、作るか?

 私は電線病ではない(はず・笑)正直、リードで音は変わるけれど、これはシェルでカートリッジを使っていて取り付け直しただけで接触が改善され音が鮮やかに、みたいな事と思っている。本質は同じで味付け程度という認識、色々とやらなくて済むので財布にも優しい(笑)

 とりあえずの音の確認、いろいろ壊さないように、ね。

 今回ストレートアーム5本にカートリッジ取り付け。付いていた物の取り外しもあるから時間かかるし目も疲れるし、聴く前にもーお腹いっぱい!

 

 指先に神経を集中する、認知症予防オーディオ(笑)

 

 良い季節になってきた、後日試聴用レコードを決めて耳に神経を集中して聴こう。

 どうしても満足できなければきっとAC-3000MCの復活が早まる、満足しないのが一番良い結果なのか???