スピーカーはバックロードの自作箱と追加したツイーターで一段落していたのですが、オーディオ雑誌でとある記事を目にします。
ダイヤトーン P-610 生産中止。
理由は確かアルニコマグネット(の材料)が入手困難で価格高騰、ロングセラーのこのスピーカーは日本のオーディオにおける役目を充分に果たした、と記事に書かれて惜しまれながら去っていった、筈なのに、その後、フェライトマグネットで再販売、ボロクソに叩かれてた。
生産中止の記事を見るまでさほど興味がなかったですが、すんごいオーディオ持ってる人が深夜に聴く時はこれとシングル球のアンプを使っている、などと雑誌で見ると、「そんなに良いかぁ、聴いたことはあるけどそれほどじゃないけどなぁ」と思っていました。
なくなる、って事は聴けなくなる。それはいかん!すごく安いユニットだから、とりあえず買っておこう。という事で、何種類かあった610の中でBを購入します。確かインピーダンス8Ω仕様がBでした。
買ってからは裸のまま小音量で鳴らしてみて、「やっぱ、それほどじゃない」好みじゃないんですね、要するに。
で、3か月ほど経過して休みに入ったところで久々にエンクロージャー造りです。そんなに力が入ってません、自分で色々調べながら設計するつもりもなく、でも良い音では聴きたいので、「メーカー推奨なら、間違いはない」という冒険しない選択で取説にあったバスレフでいきます。
これはサラウンド用のリアにしばらく使い、その後JBLのコントロール1を購入してからも、捨てる訳でもなく実家に戻る時にそのまま持って帰ってからずっとお休み。
第二期にエッジを交換してから球で鳴らして、その後友人に貸してフルレンジの楽しみを味わってもらったり・・・そして売ってしまいました。
このP-610Bから学んだことがあります。それはバスレフの方がバックロードより癖がなく聴きやすい、という事。
それをふまえてFRX-20の箱替えをします。選んだ箱は「メーカー純正のバスレフ箱のキット」。板を買って作れば安上がりではあるのですが、仕上がりの良さを考えるとメーカー純正の方が良いかなと思ったのと、値引きを考慮するとターミナル探したり(探せば高いのが欲しくなる)、サランネットつけるのはどうやろうかとか考えたりしなくて済むので、時間を節約したいなら結局安上がりだと思います。
その後、第一期の終わる頃にはバックロードの箱は友人に売ってしまいます。
同じく第一期の終わり頃に初めての海外スピーカー、JBLのコントロール1を買います。BOSEの101が大ヒットしているのを受けてJBLが後追いで出したもので、私が買う頃には音造りのちがう「LA」というのもあったんですが、店頭で試聴して普通のモデルを買いました。JBLはあまり好きではなかったのですが、小型な良い物となると、BOSE101は試聴ではJBL以上に好きでない音だったのです、その後カーオーディオではBOSEはたくさん使うんですけど。
壁用のJBL純正取付金具も一緒に購入して当初はLDで映画を観るときにリアスピーカーとして使ってました。
コントロール1はその後AV中心になっているときもリアスピーカーとして活躍しましたし、途中でハーマンカードンジャパンでウーファーを交換(純正2個交換して1万円くらいだったはず、海外メーカーはこういう所がいいな、と思った)第二期が始まる前の休眠期もBGM的に音楽を聴くのに使ってました。
と、いう訳で、第一期の終わりに手元に残したスピーカーはFRX-20(推奨箱)、JBLのコントロール1、ダイヤトーンP-610B(自作推奨箱)
今もあるのはFRX-20だけ。
コントロール1はバリエーションがどんどん追加発売されロングセラー、今も末裔が新品で売っているようですが、実売価格は当時の半額位、安くていいな、と思います。
初期の中古が案外高値みたいだけど、単なるプレミアなのか、今売ってる物がが安物になってしまい音が悪いのかは不明。
今ではこのクラスでもビックリするような値段の物がありますけど、今売っているものも昔と同じくらい良い音がするのならこのクラスはコントロール1で充分。
低音含めて高音質を求めるならもう少し大きなスピーカーにした方が無理が無い。
第二期になって、別のバリエーションを購入してエッジを張り替えてしばらく使って売り、初期モデルを追加で購入し、また別のバリエーションを・・・と、一時期は4セットをシリパラに繋いでみたり。
その後、別のスピーカーにハマって、全部売ってしまいますが、今でもこのクラスでは一番好き。
多分また買う事は・・・置き場所に困らないからあるかも。