音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

kencraft GM-820 パワーアンプ

 聞き覚えのあるブランドだったので音を聴いてみたくなって買ってしまったパワーアンプ、Kencraft GM-820。

 

 購入前に天板のスリットから中をのぞくとメタルキャンの小ぶりなトランジスタが4個並んでいた。

 真空管に例えると6CA7やKT88のような大き目のパワー管ではなく6RA8

を使ったP-Pアンプ、LUXKITで言うならA3500ではなく弟分のA2500。

 球から石に変わって間もない時代、シンプルなP-P回路だろうから、壊れていても球アンプの感覚で直せそうなので購入決定。

 

 メーカーロゴはプリントではなく彫ってあります。

 昔、最初のパワーアンプとしてLUXKITのA802を買った頃、まだこれは売っていたはずだけど高いので候補にしなかったんでしょう。高いといってもそれほどの物でもないと思うけど、高校生にとっては数千円でも大金だったのですよ、小さなキットメーカーくらいしか手が出なかった中でA802が唯一の大手(で、良いかと)メーカー製。

 調べてみたら情報は少ないけれど、トリオがキット品を販売していて、そのブランドがケンクラフトという事らしい。そういえばブランドロゴの前のマークはトリオだ、ちゃんと見てないなぁ。

 ケンウッドとちょっと語感が似ているし、トリオから別れたアキュフェーズはケンソニックだったし、Kenにまつわるなにかがあるのだろうか?

 メーター付きのGM-820Xというのもあるみたいだが、買ったのはメーター無しのそっけない外観で、自作品みたいな感じ。

 

 トリオだったのか、そうかぁ、一緒にチューナーも売っていたので買ってくれば良かったかな?

 

 20W+20Wらしい。

 音質はというと、良いです、これ。

 トランジスタアンプらしい音で、高級とはいえないだろうけどミニコンポ程度の音ではなくハイファイ(死語?)です。夜、古いフルレンジで70年代の音楽を聴いたら学生時代に戻りそう。

 

 なんとなく現在故障中のKA-9300を思い出してしまった、こちらも直さないといけませんねぇ。。。