音遊び~オーディオのブログ

 ガレージで楽しむ古めのオーディオ

オンキョー FRX-20 41年ぶりの購入。

 たまたま予算があって、そんなときにオーディオ仲間から「ヤフオクに出てるよ」情報。で、買ってしまった。

 

 昔買ったものを今でもエッジを張り替えて使っている、若い時よりも音を出す時間は少なく今では他にもいくつもスピーカーを併用しているのでまだまだ使えそう。

 だが、このまま元気に歳をとるともう1回くらいはエッジ交換になるなぁ、と考えていた。

 エッジの再張替えは可能だけれど、1回目の張替えよりも2回目の方が仕上がりは悪くなる、これは他のユニットで経験済み。音質の方は明らかな差が出るわけではないと思う、エッジの劣化や材質の差の方が、「張替えが1回か2回か?」よりも大きいだろう。

 

 単にできるだけ美観の良い物を使いたい、という贅沢な欲望。もしも今使っている物が音が出なくなってしまったら?という不安の解消。好きな物は好きだから欲しいという単純な物欲。

 

 音出し確認は裸で。

 

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FRX-20 動作確認中

 思いだすと、最初に買った時も裸で聴いた。

 自作で箱を作ることにして1学期中に設計(高校2年生、今思うと稚拙な設計)、夏休み前半のバイト代で秋葉原でユニットを買い、ホームセンターで板を買う。

 お盆からの10日程バイトを休んでバックロードホーンを作ったのだが、ユニットが手元にあるのに聴かないでいられなかった。

 新品ユニットのエージングになる、という音出しの大義名分を思いつき、でも箱無しで大音量だと壊すかも?と、おっかなびっくり、それほど音量を上げずに毎日毎晩聴いていた。綺麗な中高音だが箱無しでは低音は聴こえない、この綺麗だがハイ上がりの音が箱に入れたらまともな音になるのか?という不安、綺麗なヴォーカルへの期待。

 箱が出来てからの音に感激。

 バイトを再開し後半のバイト代でプリアンプのキットを買い、2学期の最初は毎晩キットを組んでいた。

 

 いやぁ、オーディオは楽しい。

 

 今回の音出しは当時とはアンプもユニットの状態も違うけど、嬉しくなるのは同じ。

 

 ユニット自体はアルミフレームの腐食はあるけれど、オリジナルエッジが何とか残っているので、使用時間は私の物よりも少ないでしょう。音量を上げられないので実際に使うときにはエッジ交換。

 

 

 動作に問題なし、少し眺めたら、大事に保管。