XL-30のボディを入手。
オーディオ仲間が買ったものを、純正新品針持ってるから譲って!と横取り(ごめんね)した。
新品針をXL-15のボディで試用して音質は確認済み、この針、音は間違いなく良いはず。
まずはシェル選び。
SH-160という当時7500円もするカーボンの高級シェルを持っていたのでそれにする。
カーボンクラッドアルミカンチレバーのXL-30とは相性がいいに違いない。スピーカーではカーボン系嫌いなので、まあ、気分です。
ボディが色あせていて針との色の差が目立つけれど、元の価格が安いので仕方ない。音がきちんと出れば良しとする。
試聴するとXL-15のボディで聴いた通りの印象。ボディは軽量化のために形状を変え共振対策したもので磁気回路は同じだろう。低音の切れと量感は申し分なく、程よく余韻の有る中高音が心地よい。
確かテンションワイヤー無しのはず、だとするとテンションワイヤー付に劣らない低音の切れの良さはソニーがダンパーとカンチレバーでここまで追い込んだという事なんだろうな。当時の価格は無垢楕円針付いてるのに15000円、交換針が7500円というバーゲンプライス。
なにかと偉そうな宣伝文句を考えて、色褪せしないような仕上げをしてテクニクス205C系やビクターX-1系並の値段でいけたんじゃないか?
保管箱の中の針コレクションからサブシステムの主力の一翼に昇格。
新品の針は10時間程使うと音が滑らかになる、と、思っている。
こういう時の為にサブシステムにフルオート機があると、とっても便利。
アンプの電源落として出かけてしまっても黙々とレコードを再生し続ける、とっても真面目で優秀な奴。
10時間程再生。
お決まりのレコードを2-3枚かけてみると、「おお!すっげーいいじゃん!」と、プラシーボ込みで満足。こんど時間あるときに聖子ちゃん聴こう。